ご挨拶

ようこそ

賢い国民なくして、賢い政治はありません。財源が限られる中、国民がこの国を良くしようと考える時、一国の政治が抱える課題はあまりにも多岐に亘り、一人一人の国民は、自らの身近なところ、主婦であれば子供のいじめの問題、高齢者であれば医療や年金問題といった自分の利害に直接関わる問題が個々人の政治に対する関心の実態ではないでしょうか。

しかし、この国がまさに抱える問題は、個々人がそれぞれ自らの生活だけよくなれば良いと考え、その要求を叶えるべき、政治家が自らの支持者の利益誘導に奔走し、その結果、大きな声を発する人々に財源が集まることです。それを象徴しているのが、無駄な公共事業、開業医に隔たった医療報酬、所有しているだけで配られる農地の諸制度、世代間の富の不公平が指摘されながら一向に改善策が打ち出されない年金・医療制度の改革等です。

そんな状況を打開し、全ての国民に等しく恩恵が行き亘る国を築くには、国民が自らのことばかりでなく、国全体が抱える問題を知り、自らが抱える問題が全体の中でどの位の比重を占める問題なのか、おぼろげにでも知ってもらうことです。財源がそもそもどれだけあるのか、現状どれだけの財源がそれぞれの予算に配分されているのかをざっくりとでも、また、将来的に財源はどれだけ増えると見込まれるのか、その全体像を知らなければなりません。

このような情報は国が提供してしかるべきことですが、国が提供する資料は、縦割り行政の下、国の財政、地方の財政、それから健康保険・介護財政がそれぞれ別々に管理されており、全体を示しているものはありません。

各々の制度を改革することによって、国民の中には、今までより恩恵を受ける方々、むしろ今までより多くの税や保険料の負担を求められる方々がいます。負担増を求められる国民にその負担を了解してもらうためには、どれほど多くの国民が財源がないために必要な医療・介護、教育等社会サービスが十分に受けられないのか、毎年数十兆円の規模で積み上がる国債発行により将来の我々の子供達がその返済のためにどれほど多くの負担を負わされることになるのか、また、そういった人々や将来世代と比べその方が相対的にどれほど恵まれた立場にいるのかを知ってもらわなければ、その負担を受け入れてもらうことはできません

このホームページは、そんな国が抱える問題を財源を中心に全体像を示し、現在だけでなく、将来にも亘ってこの国の諸制度が破綻することなく持続可能性を維持するには、どうしたらいいかを皆さんとともに考えるための一助となればと思い開設するものです。

2016年3月


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